救急外来のやりがいは、多くのことを学べることでしょう。どんな職場でも学習できることはありますが、実践力を身につけるためには救急外来は最適でしょう。頭で考えて行動しているようでは遅く、患者さんのバイタルチェックをして症状を把握して、すぐに処置をしていく必要があります。1秒という時間が非常に大切なので、頭で考えている時間はありません。「教育制度が充実」という職場はありますが、実際に入職すると先輩方のやり方を見て覚えるという感じです。それゆえ、臨機応変に要領よく動ける方でないと厳しいでしょう。救急外来を経験しておくと、他の科に行ったときも楽になります。看護師としての判断力・度胸が磨かれているので、緊急時にもパニックにならずに冷静に対処できるようになります。頭ではわかっていても、現場では動けないという看護師は多いものです。実践力の高い看護師を目指す方は、なるべく若いうちに体験しておくといいでしょう。
↧